無音のサラリーマンブログ

突然、耳からの音が聞こえなくなった、突発性難聴だと診断され、2018年に右側人工内耳にしました。中途失聴者となり仕事、生活をどう生きぬくか!人工内耳コクレアKANSOの使用状況なども書いていきます!

『映画 聲の形』観て思ったこと 考えさせられたこと 自分は聴覚障害者

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先日、NHK Eテレで『映画 聲の形』を録画して観た!

あらすじ

小学生の石田将也は大嫌いな退屈から逃れるため、聴覚障害を持つ女の子の西宮硝子をいじめていた。
石田はそのいじめの責任を負わされ、クラスから孤立し、反対にいじめられるようになってしまう。
5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪ねるが……

本作の初めは聴覚障害者へのいじめの場面があり、苦しい場面がある。

見ていて腹が立ってきたし、いじめのやりすぎ感があり、

だんだん具合が悪くなった、聴覚障害を持つ女の子が何度も「ごめんなたい」を言う度に、すごく悲しくなってしまった。女の子はなりたくて聴覚障害をなったわけじゃないのに人に気をつかって「ごめんなさい」を言う、

自分もそうだ「すいません」と何度も言ってしまう。

普段、生活していて他人に対して迷惑かけている場面が何度もある、

相手とコミュニケーションがうまくいかず、

「あ、ごめんごめん」「あ、すいません」「あ、間違いました!」

聞こえていたらぜんぜん簡単に対応できる事、

そんな事が出来なくなっていった、

自分は迷惑かけていると常に思い、少しでも挽回しようとして、

率先して「この仕事はまかせて」とか「これ、手伝うよ」とかみずからやっている。

そのたびに虚しくて情けなくて、自分がいやになっていく、

この年になっても気持ちに落ち着きがなく、不安になってしまった!


この漫画が描く女の子 西宮硝子は強く感じた!
もしも学生時代に耳が聞こえなかったら、自分は耐えられないと思う
西宮硝子は他の女の子からもいじめられる、「言いたい事があったら言えよ」と
言われる、硝子は無理をして言う、でもその言葉はぎこちない
ぎこちないとわかっているから言い返せない

自分が高校の時に同じような女の子がクラスにいた。
今更だがもっと、もっと、話をしておけばよかった

自分は40歳を過ぎての中途失聴者になった、
人とのコミュニケーションがうまく取れなくなった、

主人公の石田将也は、いじめた為に仲間からいじめられて孤立してしまう
健常者でも

コミュニケーションが取りたくても相手にされない。孤立してしまう、
自分がやった事が跳ね返ってしまっている
人とのコミュニケーションの取り方、信用されなければ友達になれない事
相手に伝えるための思いとか言葉
そのむずかしさを、この作品は教えてくれる

自分も障害者になって見えていない事が見えてきたと思う
なってみて、人の気持ちを以前より考えるようになった
いまさら感があるが、自分はよかったと思っている

今、自分が持っているものを大切にしようと思う
妻には筆談とかしてもらったりして気を使わせ
気持ち的にかなり不安にさせてしまった、
自分は申し訳なく、皿洗いを率先してやっている
皿洗いをやる事で、何も出来ない自分が
俺でも役に立っていると実感できる。
小さい事だが、少しは気持ちが楽になる

人は一人では生きていけない
最近なんでも、感謝してしまう、
妻や両親、兄弟、会社の仲間に対して
物に対しても、愛猫に対しても

愛車にしても、

「いつも行きたい場所に連れて行ってもらってありがとうございます!」


以前の自分とは耳の事があって、だいぶ変わったかもしれない

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